恩讐の惑星開発委員会

宇野常寛

前日の小説が何故か匿名ダイアリーに転載されていて、やたらと話題になっているようだが、賛同者が多くてうれしい限りである。やはり宇野のような男が加藤を生む元凶となるのである。だからこそ、第二の加藤を産み出さないためにも我々は宇野を追放せねばならない。

さて、こんなオレであるがなぜ宇野常寛などという八流のライターに出会ってしまったのか、少しだけ語っておこうか。オレの場合は出会いは旧惑星開発委員会の頃からだった。オレは当時中学二年生だったが、目下難関国立高校へ進学すべく必死で勉学に励んでいた。微笑ましいことだが当時のオレの世界はあまりにも狭い物だった。オレは毎日六時間勉強し、その合間に萌えアニメ、ラノベ、エロゲを嗜み、さらにそこで得た知識を彼女との付き合いで実践したりして安息を得ていたのだ。この彼女も同じ中学の女子で、他の中学と付き合うことなど考えにも及ばなかった。当時のオレには勉学とネットと彼女とオタク文化しかなかった。そんななかで、オレが適当にネットサーフィンをしていたらあるサイトを見つけた。それが旧惑星開発委員会だった。あまりにも汚いそのデザインには閉口したが、あろうことかそのまま読んでしまった。もし、たとえ当時のオレでも精神が十全の状態ならばこんな糞サイト一笑に付したにちがいない。「あずまんが大王が３点とか全然分かってねーな（笑）」といった感じで。

しかしその時、オレは当時付き合っていた彼女と別れたばかりだったのだ。その傷を癒すためにネットサーフィンをしていたといってもいい。そういう意味では当時のオレは宇野がいう”癒しの言説”とやらを求めていたわけだが、まんまとハメられたのだ！宇野はオレの大好きなKanonやあずまんが大王やちょびっつを口汚く罵っていた
さらには宇野によって歪められたオタクたちが叩かれていた。俺も萌えアニメ、ラノベ、エロゲを楽しむもの
としてまるで自分の事を言われている気がして
当時のオレは痛く傷ついた。（宇野はきっとこの告白を読み、ざまあみろと内心微笑んでいることだろう、宇野が旧惑星開発委員会でやっていたのはこういったオタクの印象を悪くするような工作である。そもそも、旧惑星で叩かれている奴の特徴は萌えアニメファンではなく低能コイル信者のような連中こそが持っている特質なのだ）
だが、惑星開発委員会はオレが見て少しも経たないうちに更新をストップした。俺は奴が消え去ったことに歓喜した。

その後の電車男ブームなどオタク文化が市民権を得たりと、市民の言っていたことが全くの出鱈目・私怨に基づいた戯言であると実証されたのだった。オレはその後宇野がヘルシー女子大生を名乗ってはてなダイアリーを荒していたようだが、必死に勉学に励んでいたオレにはしるよしもなかった。
そしてオレは無事高校に合格し、彼女も出来た。俺は彼女と秋葉原でデートし、夜は彼女を優しく抱擁することに充足していた。満ち足りた日々だ。
だが、オレが高校二年の時、奴は復活してしまった。そこで行われていたのは、またも相変わらずの的外れにもほどがあるオタクたたきだった。こいつには今という時代が全く見えていないという事が良く分かった。
しかし、宇野はこねあか知らないが徐々に知名度が増し、雑誌で記事を書くようになり、ついに単行本まで出してしまうまでに至ってしまった。宇野のような人間がここまでのし上がれてしまうことにマスゴミおよび言論界の病理がハッキリと浮き出ているだろう。奴が萌えオタク叩きで成り上がった。この事実は今のマスゴミが宇野のような萌え叩きを欲していることの証しである。
２１世紀の覇者たる萌えアニメなのだから、王者は雑魚の言わせるように言わせて置けと言うわが同胞の気分は分かる。しかしいまだに萌えアニメは深夜に追われておりマスゴミではもっともひどい印象操作を受けている。
こういった愚行の言い訳として宇野の言説が使用される可能性が高いのだ
オレは宇野の言っていることの全部が間違っているというわけではない。たしかにトキワ荘の漫画家は明らかに過大評価されすぎであり、今読む価値など全くないという主張や、新エヴァをカスと言いきったり、中年慰撫のノスタル自慰作品への厳しい視点などには学ぶべき点がないわけじゃない。だが、今はアンチ萌えオタの糞どもへの悪知恵付けにしかなってない。昨今のオタクブームを認めない・認めたくない糞アンチどもを喜ばせるためだけに宇野が存在するのだ。
惑星開発委員会及び宇野の影響力は世間一般から考えればカスに等しい。しかし、ネット上の匿名メディアでは宇野の劣化コピーとも言える連中がオタク叩きの拠り所としているのだ！
オレはこの宇野及び惑星開発委員会が流した害毒をこのネット上から浄化するために、今徹底的に宇野を批判するのである！
宇野の話は萌え、ツンデレという言葉やメイド喫茶が社会現象となった世間からどれほどずれた考えかよく分かるだろう。
宇野および宇野の言説を元に嬉々と萌え批判を垂れ流しているクズどもを抹殺するのがオレの目標である。